放射線量測定について

GM管使用ガイガーカウンターの製作


現在調整中の放射線量測定機器
ケースは。5mmシナベニヤで製作、完成後は ちゃんと塗装してカッチョヨクと考えてます。
スイッチ2個は 高電圧用とカウンター用

GM管は中国製 J106 かなり大型です。外径23mm 長さ260mm 
GM管(ガイガー・ミューラー)は、体積に比例し放射線を検出します。そのため、目的によって検知部分大きさを調整し作るそうです。
このGM管は、高感度用なので、路地の放射線量の測定などに向いていると考えられます。
下の写真は、ロシア製の低感度GM管で、5mm程度しかありません。しかし、原発事故等でしようするする場合
マイクロシーベルトの単位ではなく、ミリシーベルトが基本的に使われるため、この大きさになっています。
たしかに、使ってみるとたまーーーに「ピッ」と鳴る程度です。
これ使っていて、「ピッピッ」鳴ってたら・・・・おーー怖い

高電圧(900〜1200V)を供給するため、テスト段階では「写るんです」のストロボ部分を2個直列にし約860Vをつくり使用し、カウントセンサー部分の調整をしていました。
iPad用にフリーのカウントソフトで測定中の様子
画面の498 は 1分間に GM管に入った 放射線の数です 表示では 498CPM となります。
GM管としては、大変に 大きい数値です。 GM管の体積に比例
GM管は、友人からプレゼントしてもらった代物で、あとの部品は、当方のジャンク品を使っている関係で、購入したのは、シナベニヤと単一電池のケースぐらいです。
スピーカーは「ピッ」でなく 単純に 「ガ」?「チ」かな カウント数が多いから 「ガリガリ」となります。 夏になったら 「ガリガリ君」食べようと    

回路等がだいぶ煮詰まった段階で、高圧ユニットが入手でき「写るんです」から本格的ユニットに・・・電圧は1040V
さすが製品物の高圧電源はすごいです。電圧変動なし(測定限界以下)か?・・ただし、GM管ではあまり意味がありませんが、今後のNaIの為
全体での消費電流は 17mAから40mA なので、写真のバッテリーで 約3日間測定できます。

GM管を アルミパイプでケーシングするのですが、とりあえず 8/4(エイトフォーの空き缶)を3本つなげてそれらしく
β線を少し遮断できたのでBG(バックグラウンド)は少し減少しています。
本来は3mm厚程度必要とのことです。 0.2mmじゃね


自然界で有名な 放射線元 塩化カリウム をカウントしてみました。

注ネットより:「天然のK(カリウム)のうち放射性の40Kは0.0117%を占め、半減期12億8000万年です。天然のカリウム 1kgをとると 約30000 Bqの放射能があります。89%が40Caに変わり11%が40Arに変わる性質を持っています。人体中(60kg)の放射能は半分以上この40K(約4000Bq)のせいで、ついで14C(2500Bq)が占めていると思います。」

測定時のBGは 約330から340CPMですが、塩化カリウム500g袋を巻きつけて約5分後に約400CPM となりました。
食品の放射線量を測定する時の標準線量に指定されているようです。(厚生労働省のHPより)