水中放射線測定器の製作チャレンジ

製作目的:河川や池の底に溜った土の放射線量を測定する目的で製作を開始した。

まず、防水容器として、手持ちのアルミパイプ(おそらく表示ポール用)内径55mm 外径60mm を使ってみることにしたけど、キャップが良いのが見つからず、ホームセンターで 塩ビ排水パイプ60mm用をつかってみてなかなかいい感じに仕上がったと思います。

中身のセンサーは CsIの6cc を使用

セットする前の状態・・・ケースが大きすぎたか??

Oリングが少し心配ですが、大丈夫のようでした。バッテリーはオモリ

配線は、エポキシ樹脂でモールドして浸水を防いでいます。
念のため、ビニールテープでグルグル巻き

全体の様子です。標準線源のCs137 をそばに置いてテスト

通称 トラロープと言うそうです。 近所の金物屋さんでこれしかなかったので 工事現場のような感じ

でも目立つからいいかも

井戸水のところでテストしました。この流しの下は、高線量の汚染があり打ってつけな環境です。
下の土は 0.3μSv/h以上あります。

コンクリを挟んで、約0.18μSv/hです。

さっそく水をいれてのテスト風景ですが、昨日同じテストで、水を満たすと0.02μSv/h高くなる現象がありました。てっきり井戸水に・・・・やばい
と思ったので、水道水でもやったら、同じ0.02μSv/h高くなる・・・うーーーん
1晩考え、結局、ケーブルが水につかることでジャンピングが少し多くなることが判明し、閾値を上げて解決しました。
この後、水を抜くと・・・一時的に0.16まで下がる・・・???
しばらくするとまた 0.18????
良く見ていたら、排水の際に、下に水溜りが出来、土面がかなりの深さで水没していました。徐々に水が引いてくると、元に戻ることがわかりました。
今回、製作過程で色々勉強になりました。こればかりは、やってみないとわからないことばかりです。


境川測定中  後方に見えるのが 遊水地公園の建物

当日の測定データ2012/9/30

この場所は 0.05μSv/h

下流にて測定中 ここは 0.08μSv/hでした。


水かキレイです・・・深さ約70cm