平成26年4月の法令改正に伴う、更新処理の手順

必ずお読みください。

PC内部には、平成26年3月2日(現行薬価データ)最終更新データと4月1日よりの薬価改正後のデータがインストールされます。下記の処理をしない場合、現行の薬価データ(4月より旧薬価となります)で処理されます。下記の更新処理を行うと、4月からの新薬価で処理しますが、新規に薬品を登録する場合等では、新薬価データ内に 旧薬価 も有り 新薬価と旧薬価を同時に登録されます。

しかし、出来るだけ早めに、下記の更新処理を実行することをお勧めします。

 

注意:薬価の移し変えと 更新処理は必ず 一緒に行ってください。新薬価吸い上げをしない場合 数分で済みます。 新薬価吸い上げは 場合により数時間かかります。

 

尚、新薬価吸い上げ処理は、3月31日までには行ってください。既に登録されている薬価は旧薬価のままとなります。ご注意ください。

今回法令改正での 変更点

@     調剤基本料 標準? 400円→410円(注意:標準以外は 金額と電子レセコードを手動設定します。)

基準調剤加算1    100円→120円手動で設定

基準調剤加算2    300円→360円手動で設定

A     後発品体制加算1  50円→180円

後発品体制加算2  150円→220円

B     一包化加算     300円→320円 (56日以上 2700円→2900円)

C     無菌製剤処理加算 中心静脈   400円→650円

           抗悪性腫瘍  500円→750円

           麻薬     650円新

           中心6歳未満 1300円新

           抗悪性6歳未満 1400円新

           麻薬6歳未満  1300円新

E薬歴管理料手帳なし         340円新(手帳印刷をしない場合)

 

----------更新処理---------------------------

念のため、PCを再起動してから実施することをお勧めします。

あくまでも、電子レセ請求で常に、薬品の設定(薬品のコードが適正に行われている事を前提)が適切に実施されている場合を想定しています。

現行薬価を 旧薬価に移し変えます。

初期画面を選択

5を選択(全ての薬局様が電子レセに移行されておりますので、それに応じ処理を変更してあります。)

まだ移し替えをしていないので、確認が出ます。 123エンターで確認します。

出ない場合もあります。 注意:確認だけで 移し替えは自動ではありません。

各種処理の  エンターを押します

薬価改訂の 6エンターします。

念のため データ保管=BBBBをやっておくと後で復旧できますよ

旧薬価←新薬価移替=1234 を実行します。  1234エンター

確認のためもう一度 1234エンターします。(例12/03/06実施済)は、前回移し替えを行った日付です。

移し替え中の番号は、左に表示されます。

移し替えが終了すると 旧薬価と新薬価が ブルー色になります。確認してね

2年後まで移し替えの催促表示は出ません。

薬価の移しかえが済んだら 薬価の吸い上げのため、エンターを押します。

:薬価吸い上げには時間がかかります。後で吸い上げ処理をすることをお勧めします。

抜粋データ使用の場合 約20から30分です。

6を選択します。 6エンター

薬価吸上=10 を選択します。 10エンター 

実行=10 又は 抜粋データ(下記に作成方法あります)を活用する場合は 01 です。

ここでは10エンターしてみます。薬価の吸い上げは何度行われてもOKです。

吸い上げ開始の エンターします。

登録状況を表示しながら進行します。 中止したい場合、 エンターで中止できます。

但し、中止された部分までは、更新されます。

登録が可能なのは、厚生省コードと薬品コードが、厚生省マスターと一致する場合のみ登録できます。

登録が終わりましたら、終了し初期画面まで戻ります。

続いて設定の更新を行います。

注意:薬価更新が済みましたら必ず実施してください。

薬価吸い上げ処理は後でも大丈夫です。

各種設定の更新処理

初期画面6番を選択します。

31の改正年月が 11204になっていることを確認します。もし変更してある場合、11204に直します。

11204以外では、処理出来ないようにしてあります。

ここでの処理は、COPYエンターします。

確認の為、もう一度 COPYエンターします。

改正処理されると、基本料410 薬歴料の右に新に「(手)無340」となり 薬価改年月が 11404となります。調剤基本料は 自動的に 410円になります。違う場合は 変更します。

電子レセコードも今回の改正で大幅に追加されました。ご確認の上設定をお願いします。

電子レセコードの設定は 36エンターです。

 

コード

改定(平成26年)

金額

(円)

現行(平成24年)

点数

備考

漢字名称

漢字名称

1

110

調剤基本料

410

 

400

 

点数
変更

3

410

調剤基本料(受付回数4000回超 特定70%超)

250

 

240

 

点数
変更

5

2910

調剤基本料(受付回数2500回超 特定90%超)

250

 

 

 

新設

7

3110

調剤基本料(受付回数2500回超・24時間開局)

410

 

 

 

新設

21

3310

調剤基本料(妥結率50%以下)

310

 

 

 

新設

23

3510

調剤基本料(妥結率50%以下・受付回数4000回超)

190

 

 

 

新設

25

3710

調剤基本料(妥結率50%以下・受付回数2500回超)

190

 

 

 

新設

27

3910

調剤基本料(妥結率50%以下・受付2500回超・24時間)

310

 

 

 

新設

確認してください。 

 

改正前のデータは → キーで確認出来ます。必ず確認してください。

次に、改正後画面で、8エンターし 各種加算の確認をします。

無菌製剤が追加されていることを確認します。

一包化の金額も 300から320(57日以上は 2700から2900)になります。

4月からの画面は↓

初期画面に戻り

初期画面で 「薬価の移し変えがされていません」のコメントが出た場合、早急に 薬価の移し変えを実施してください。

 

重要 2014年4月からの 後発品率の設定を行います

自動では更新されません。ご注意ください。

新規医薬品登録後に、後発薬品が発売された場合あります。後発チェック(後発薬価登録)もあわせて実施しておいてください。後方に説明(後発品の確認)あります。注意:チェックに時間がかかります。

後発品率の設定は Kエンターです。

後発品調剤加算3 は無くなります。 

4月からは 率が変わります。計算方法も若干変わります。

14年4月からの設定の場合は 1404エンターで処理します。

 

後発率の算出の手順は今までと変わりませんが、コマンドが C から X にしました

Xエンターをすることで、1回目に 後発品のある先発の率を算出し、その後、後発品のある先発品率を算出します。尚 漢方製剤等の今までの算出除外処理は、今まで通りとなっています。2013年3月現在

この場合 30%なので 対象外です。

 

エンターで戻り 

エンター エンターで初期画面に戻り、右下に 4月前の場合、改正前の表示を確認します。

次に 念のため薬価が正しくインストールされたか確認します。

初期画面5の2で旧薬価(3月31日ので)と新薬価の確認を画面で行います。

20%以上 上下している場合、新薬価が赤く表示されます。

この場合、ビオチン散0.2%の 薬価単位が 0.5g 設定になっているため、吸い上げの段階で1g薬価を登録しているためです。正しくは 5.35ですね。

旧薬価も違っていました 正しくは 5.6ですね 2年の前の吸い上げできずかなかった・・・

あせって逆検索したら 7年前でした・・・

薬価単位を 独自に設定されている場合、注意が必要です。

 

約束処方を設定されている薬局さまでは、初期画面7の1で約束処方の画面を出します。

画面が出たら、→キーを押します。 適用=S で Sエンターします。

約束処方の内容から、新薬価で計算し直し登録されます。

旧・新の変化をご確認ください。計算は自動計算されます。

注意:画面を表示し、→キーを押さない限り旧薬価のままです。ご注意ください。

 

無菌製剤加算について

注射剤の無菌製剤加算では、用法を 「注射剤」 複数用法で登録します。

無い場合、用法を追加します。

新規に作る場合は +エンターで作成しますが、既に「注射剤」の用法があるので、この場合 40+エンターで設定だけ変更し追加します。

 

9の注射複=9 の設定にします。 9エンター で登録します。

 

入力では、「回数*日数」の部分で 投与日数となります。

注:単品「注射剤」の場合は 今まで通り 1日の回数です。

 

後発品の確認

現在登録されている先発医薬品で後発医薬品が「無い」と設定してある先発医薬品の後発医薬品の確認をします。

これは、プログラム処理上、薬品を登録した時点の後発品の有無のみ登録されるため、登録後に後発品が発売された場合に自動では更新されません。そのため、確認処理が必要になります。

初期画面7の4で 後発品の有無のチェックを行います。

先発で後発品の設定(後発品の薬価範囲)が無いものだけ抜粋し設定するばあい、3エンター

先発品全てを実施する場合、2エンター

今回、薬価改正があるので、時間はかかりますが 後発品の薬価も変化しているはずなので が必要だと思います。

時間はかかります。

 

薬価更新抜粋データの作成方法

初期画面7の4で 内部データリストを排出させます。

旧薬価(現行薬価) 1を選択し

含まない=エンター を選択し登録薬品のデータリストを排出します。

排出が終わりましたら・・・かなり早いです。

薬袋印刷用PCで、「薬品チェックNEW」を起動させます。

新薬価更新用抜粋データ作成をクリックしてデータを作成します。

薬価単位データ排出もクリックします。

この処理を行わない場合、吸い上げ処理で、

 

薬価吸い上げ後、更新処理が一段落したら、初期画面7の4で 内部データリストを排出させ

薬品チェックNEWで、更新後薬品チェックを開き、更新されなかった薬品をご確認ください。

薬価単位の修正も行います。

薬価単位は、2012年4月以降に新規登録した薬品は、登録時に 自動登録されます。

1エンターします。

以上でとりあえずは