オンライン請求による返戻→2次請求についての操作
オンライン再請求の流れ
1.返戻ファイルがあるか、国保・社保で確認し、あればメディア(FD等)に保存する。
2.返戻理由の内訳をダウンロードし、印刷する。
3.返戻データから紙レセプトに変換し印刷し内容を確認する。
4.返戻理由に基づき、データを修正する。印刷したものに修正済みをしておくと後で便利
返戻データに基づき、患者データを必ず修正する。
保険者番号が変更等で、更新処理(f・10)する場合、更新処理後(新しい患者コード)の患者コードが重要のため、必ず記録しておくこと。返戻されたデータの患者コードと再請求(2次請求)に使う患者コードが必要になります。
再請求に必要な修正箇所が不明の場合、判明するまで再請求はしないこと。(紙レセと同じです)
注意:保険者が変わった場合、(国保→社保 社保→国保)は、1次請求(通常の請求)です。
5.レセプト発行処理を開き、初期画面 5 を選択し、K(キルの意味)のオンライン添付データの削除(初期化)をする。
6.FDをセットし、H(返戻の意味)を選択する。国保・社保別々です。
再請求に添付しなければならない返戻添付データをHD(パソコン本体)に作成される。
7.変換が終わったら、リストの印刷をする。必要ない場合 エンターで次に進む
8.返戻リストの患者を追加リストに追加かるか 選択する。通常追加する。
9.社保・国保両方(ある場合)実施する。
10. 返戻追加リストの確認をする。
返戻された患者データで、患者を更新処理し修正する場合、患者コードと返戻患者コードを手動で設定する。
修正しきれず、今回請求を見送る場合、追加リストから削除しておく、この場合、次回再請求することを想定し、FDは保存しておく。
以上で、自動追加処理にて、電子レセプトに反映します。
自動追加処理で不安がある場合、
1. 返戻データを含まない正規請求データで一旦、請求用FDを作成する
2. 返戻用FDを別に用意する。
3. 上記返戻データの処理を行う。
4. レセプト発行画面で、3のオート発行で、処理年月はエンターで飛ばし、 Sエンターで 返戻用設定にし、データを作成する。(本請求のデータは全て初期化されます。ご注意ください。)
5. 電子レセから紙レセ変換を使い、返戻用FDから紙レセを印刷し、確認する。
---------------------------
以下細かに
電子レセオンライン請求に伴い、返戻分(1次請求された後の返戻で、受け付けエラーとは違います。)で保険者が違っていて、社保から返戻され、国保で再請求する場合(逆も)は、1次請求です。
注:1次請求とは、通常に請求すること 2次請求とは、返戻されたレセプトを再請求すること
オンラインから返戻データをダウンロードした場合、「RECEIPTY.HEN」が返戻ファイルとなります。
返戻データはオンライン請求用PCで、FDにデータをダウンロードします。
国保・社保をオンラインにてご確認ください。
返戻ファイルには、「返戻された理由」を始め様々なデータが記載されています。
請求の要領
最初に返戻データの処理をしていない通常の請求用FDを作成し請求を済ませてしまいます。
本請求が、済みとなれば、心も落ち着くはずです。
次に返戻が有る場合、返戻部分のみのFDを作れば作業も楽なはずです。
本請求が無事にすみましたら、返戻用データ作成の準備をします。
レセプト発行処理初期画面の3を選び、処理年月は エンターで飛ばし、 S エンターで、請求関連のデータを初期化します。
下記の返戻用データの処理後、初期画面3を選択し、処理年月は エンターで飛ばします(発行年月は自動追加リストを自動的に割り当てます)電子レセデータの作成 +エンター で処理します。
後は、通常の処理で請求します。
返戻用データの作成
返戻データの入ったFDをメインパソコンにセットし
初期画面から 5 を選択し 電子レセを処理する画面に移ります。
8−オンライン返戻データ→添付データ作成の項目です。
この処理は、返戻データ「RECEIPTY.HEN」の入ったFDから、返戻の再請求に必要な添付データを メインPC内に作成し、返戻された患者データリストを エクセル形式で HDとFD内部に作成します。
実際にFDをいれて 8エンターしデータ変換後の画面は
画面の返戻リストは、HDとFD内に国保は「患者リストコ.CSV」社保は「患者リストシ.CSV」で保存してあります。エクセルで開き使えます。又は*で印刷します。印刷は、レーザープリンターからと、裏印刷から印刷されます。
エンター後、返戻患者リストを追加リストに作成するかを選択します。
この画面で、追加リストに登録することで、レセプトデータ排出時に自動追加されます。
この処理の時点で、返戻患者コード(あくまで患者名だけではなく、患者コードが重要です。)の保険者の分類を自動的に取得して患者リストに載せます。そのため、保険者番号が社保から国保へや家族から本人に等の返戻の場合、注意が必要です。この登録の時点で請求されます。
後から、変更が必要になった場合、登録しなおします。
何度でも処理出来ますので、納得するまで繰り返します。
この処理では、追加リストを整理する処理を追加してあります。
事前に、追加リストに返戻登録(コード番号の後に*を添付)してある場合、同じコードの患者で同じ請求分類で請求年月の場合、後から追加登録が優先で、2重請求を防ぐ意味で、追加処理リストから削除されます。
再請求しない患者がありましたら削除しておきます。
患者データを更新処理し、返戻された患者コードと、返戻に使う患者データが違う場合、追加患者登録=1 で追加します。
更新後の患者コードの後に、* を追加すると、返戻患者コード番号の入力になります。正しく入力して進んでください。(注意:返戻患者コードの内部チェックはありません)
上記画面で、「返戻コード変更・・・・」と表示されます。
返戻リストの同じ患者コードで同じ請求年月が複数枚ある場合、追加リストには、1件の追加となります。
例 22年9月に A患者 が記号の不備で、3枚返戻があった場合→ 1件の追加となります。
例 22年6月から9月にかけ4ヶ月分 A患者 が記号の不備で、1月3枚返戻で合計12枚返戻となった場合 4件の追加となります。6月7月8月9月分の追加リストとなります。
プログラム上、1患者コードで最大 99枚となります。
注意:追加患者リストは、50件→ 300件にアップしました。
重要:請求先(国保←→社保)が変わった場合、再請求ではなく、1次請求(普通の請求)となります。
返戻添付データの消去
返戻データは、メインパソコンの作成内部に保存してあります。請求が終わりましたら、添付データの削除を行っておいてください。
添付データを削除することで、万一、追加リストの削除を忘れても、請求されません。
この画面は、エンターで元に戻ります。
次にどのようなファイルがHDに作られたか確認しておきます。
Aを選択し
オンライン返戻(HD内 ¥HEN)に作成された内容確認を選択します。
再提出に必要な添付データがレセプト1枚に対して1個のファイルが作られます。
この中の「患者リストコ.CSV」「患者リストシ.CSV」がエクセルファイルです。
患者追加リストを使う場合、通常のオートレセプト発行処理でOKのはずです。
予期せぬ不具合も考えられます。オンライン請求は事前に、確認試験でエラー等を確認してください。
当方では事前に、様々な状況を想定し、実際に確認試験を行い、不具合を早期に見つけ改良を行っております。
しかしながら、想定は完全なものではありません。ご了承お願いします。
返戻データから紙レセを印刷
返戻されたデータを紙レセに印刷すると判りやすいです。
紙レセにする方法は
返戻データのFDをメインPCにセットし
5の電子レセ処理を選択します。
X を選択し、返戻データから紙レセを発行します。
− エンターで、返戻用に切り替えます。
新規か、追加を選択しておきます。
1エンターで電子返戻データから紙レセデータに変換します。
異常がなければ、変換の確認が表示されます。
エンターを押し続け初期画面まで行きます。
W Wエンターでの印刷します。(印刷できるように設定を変更しました。)
摘要欄に エラーの内容が印刷されます。
ご活用ください。
1件発行処理で再請求の場合
再請求は、年月毎に1件発行で行います。
(例:一人の患者に5月分と6月分の返戻がある場合、5月と6月を行う)
その前に、患者データの修正をしておきます。
初期画面で、C―排出データ消去 を必ず行ってください。
電子レセ用1件追加を最初消去しておきます。 2エンター 3エンター
処理の複雑化に伴い、1追加の消去を国保と社保に分けました。
準備が整いましたら、再提出用の1件発行を行います。
初期画面から、2番を選択
処理月は、再請求する年月ですから間違えないように
新たに追加したコマンドとして、分類番号で、返戻用データ作成用(返―)の 番号― です。
仮に、8番(社保本人)の場合 8―エンターとします。
再請求用の場合、画面の色を変えてあります。またその旨が表示されます。
HD内部に添付データのある患者コード(この場合13604)が存在する場合は、単に上記のようになり排出処理に進めます。
社保と国保が入れ替わっている場合、例 社保で返戻され、国保で再請求する場合、1次請求となり、返戻データの添付は必要無く(添付すると受け付けエラーとなります)、返戻処理とはしません。
このような場合、通常の1件発行でも行います。しかし、1患者で2件のレセプトがあった場合、仮に、2件の返戻があった場合にはOKですが、1件だけ(残りは別の月に返戻されたような場合)の場合、通常の1件発行では、2件分排出されてしまいます。この処理では、返戻されたデータを参照しますので、返戻されていないレセプトは発行しません。
無い場合、その旨が表示されますのでご確認ください。注意:患者の更新処理などで、コード番号が変わった場合には注意して下さい。仮に何らかの理由(更新処理など)で更新した場合、患者コードの指定が出来ます。
重要:月の途中で、保険が変わっていた場合(月の途中で後期高齢者になった場合)は、後期高齢者分のみ、新規に請求することになります。ご注意ください。
継続処理前の患者コード(患者データにあります)を入力し処理を続けます。
間違えてコードを入力した場合、又、同様の画面になります。
例え、コードが合致しても、請求年月や患者名が違うと登録出来ない旨が表示されます。
排出処理を実行します。
注:調剤年月・患者名・医療機関名が一致した場合のみ排出されます。患者名・医療機関の変更は行わないこと。
調剤年月・患者名・医療機関が一致した返戻データを自動で探し、見つかれば、排出完了確認の画面が出ます。
1患者コードで、最大99件の返戻データが使えます。(これだけあれば大丈夫のはずです。)
見つからない(再提出の必要が無い場合や単に必要なデータが無い場合)場合、下記の画面が表示されこのデータは登録しない旨が表示されます。
1患者で複数枚請求し返戻データそれより少ない場合も再請求が必要ない場合、表示し確認します。
尚、患者追加リストで一括処理する場合、確認の入力は出ません。
返戻データは、一人の患者に複数年月の場合もあると考えられます。リストを確認しながら行います。
注意:1件発行処理の場合、必ず年月毎に排出処理を行います。
次に、正常に返戻データとして登録されているか「電子レセプトデータのチェック」で確認します。
3を選択
6の社保1件追加のチェックを選択します。(ここでは社保を排出したため)
尚、初期画面 C での画面では 請求データ2枚+返戻用データ2枚の合計 4枚と表示されます。
再提出(2次請求)データは、通常の1件データ排出と同様に、提出用FDを作成する時に統合されます。
月の途中で保険が変更となっていた場合
返戻データは、1枚分で帰ってきます。その場合、現在登録されている患者を更新処理して、旧と新で処方を分けるはずです。旧データは、返戻データの患者コードとなってますから、旧データは、そのまま排出できますが、新の場合、コード番号が違うため、1件追加処理の検索画面で、コードを設定します。このコードは、返戻データを添付するコード(患者コード)を意味しています。コードが間違えれば、返戻データは無いか、有っても、患者名画違うなどで、その旨が表示されます。ご確認ください。
患者追加リストに自動登録した場合、旧データ部分は自動発行されますが、新の部分は1件発行で処理してください。
返戻用データの流れ
返戻用データは、患者コードが違えば、ファイル名(患者コード)も違い簡単ですが、仮に、1患者コードで、複数月の返戻や、社保から国保の返戻と様々です。また、返戻データの作成や自動追加処理を、何度も処理を繰り返して必要な部分のみを保存する必要があります。
極端な例として、一人の患者で9月返戻が国保と社保から同時に同じ医療機関で返戻された場合、(請求してしまった後に保険が変わっている事に気づき、更新処理(更新処理するとコードが変わるのでOK)をせずに保険者番号を変更して請求し、それも返戻された場合)、同じコード・同じ患者名・同じ医療機関・同じ請求年月のため、レセプト排出の際に、最初の返戻添付データを使ってしまいます。(返戻添付データは2枚作られる)
その場合、添付データを削除してまたは変更します。(正しい方を先に登録する)
デスクトップから、マイコンピータを開き
Bドライブの中の 「¥HEN」ホルダーの中に、その患者コードのファイルがあるはずです。
例 12345_1.HAN
12345_2.HAN
識別データ(患者名・医療機関名・請求年月)が同じ場合、12345_1.HAN から探し添付します。
12345_2.HENが必要な場合、12345_1.HANを削除後、12345_2.HENの名前を変更し12345_1.HANとします。12345_1.HANが無い場合、返戻添付データは無いものとみなし、登録できません。
尚、上記の例の場合、社保で間違えて請求した場合、追加リストから社保を削除しておきます。
支払基金から提示されている再提出フォーマットです。